ひとくちに緑茶といっても、様々な種類があります。皆さんはどのようにお茶を選んでいますか?
それぞれの品種の味や成分、場面に応じた楽しみ方をご紹介します。
玉露
鮮やかな緑色をした水色が特徴です。とろりと甘くまろやかな味で、緑茶の王様と呼ばれる高級茶。 摘み取り前のおよそ20日前後頃から、直射日光を遮ることで、お茶の旨み成分であるテアニンが増え、玉露独自のとろみとまろやかさが生まれます。
大切なお客様をゆっくりおもてなしするのに最適です。
特上煎茶
日本で一番多く飲まれているのが煎茶で、大きく「特上煎茶」と「普通煎茶」に分けられます。 「特上煎茶」は、春一番に芽吹いた新芽をお茶にしたものです。上品な甘味と軽やかな渋みが絶妙なバランスで、接待用としてだけでなく、自分でお茶を楽しんだりリフレッシュしたりするのにもぴったりです。
また「特上煎茶」はカフェインを多く含んでいるため、高温で淹れるとカフェインの浸出が多くなり、苦渋みはやや強くなりますが、眠気や二日酔いを冷ますのに効果が期待できます。
白折(しらおれ)
上級煎茶を仕上げ加工する段階で選別される、茎と芽が中心のお茶です。お茶の旨みは葉より茎に詰まっているため、旨みと茎独特の美味しさがあいまって、通好みの味です。
玄米茶
米を強火で炒って弾けさせたところにお茶をブレンドしたものです。 ベースとなるお茶により、水色に違いが出ます。八女美緑園製茶では、深蒸し茶をベースとしていますので、水色は緑色です。香ばしさと緑茶の味が混ざって、さわやかで独特の味と香りがします。 油っこい食事の後やたっぷり飲むときにぴったりです。
ほうじ茶
茎や葉が絶妙なバランスで入っており、茶葉は緑色ではなく、褐色。こうばしい香りとさっぱりした味が特徴で、油脂分の多い食後には、口の中をさっぱりさせてくれます。
タンニンやカフェインが少なく、胃腸の調子が悪いとき、またお年寄りや赤ちゃんでも飲みやすいお茶です。
カテキン
ポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた緑茶の苦味の主成分です。
(効能・効果)
カフェイン
お茶の苦味成分です。抹茶や玉露、上級煎茶に多く含まれます。
(効能・効果)
アミノ酸(テアニン)
アミノ酸はお茶の旨み成分で、お茶に含まれるアミノ酸の半分以上がテアニンです。
(効能・効果)
ビタミンC
お茶の中でも煎茶にもっとも多く含まれます。烏龍茶のビタミンC含有量はごくわずかで、紅茶には全く含まれていません。
(効能・効果)